眠れないメカニズム
眠れないメカニズムを知るためには、
まず眠り自体のメカニズムについて知ってみましょう。
眠りのメカニズムは?
人間には生まれたときから自然にリズムを刻む「体内時計」が備わっています。
体内時計は人間だけでなく、すべての生物が持っており、
陸上で生活する生物には光(太陽の出と入り)が深く関与しています。
人間の場合、光が脳のある部分に
働きかけて体内時計が調整されることがわかっています。
そして、人間の生体リズムに深く関わるのは2つの自律神経で、
日中は体を活動的にする「交感神経」が優位になり、
夜になると「副交感神経」に交代して、
心身を休めて睡眠をとります。
朝は光や音の刺激を網様体が脳に伝えるために脳が活動を開始し、
夜になると網様体の働きが鈍るために脳が休息状態に入り、自然に眠くなるのです。
つまり、
このようなリズムが崩れてしまっているがために、
眠れない夜、不眠が訪れるのではないでしょうか。